規制が厳しくなった事により、全盛期と比べて悪質な取り立てや暴利な金利を搾取するところが少なくなってきた闇金業者。
最近では、ソフト闇金といい、無理な取り立てをせず、借り主に対して優しく接する闇金業者も増えています。
もちろん、違法性はあるもののそれを感じさせないという巧妙な手口で、取り立てだけではなく金利についても安価に設定している業者が存在することから、合法ではないのか？と勘違いしている方も多いようです。
そこで今回は、合法な闇金についてまとめてみました。
そもそも闇金の定義とは、国(財務局)や各都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者のことで、これは貸金業法違反とされており闇金である基準の一つとされています。
他にも、正規に貸金業の登録をしていながら違法な高金利をとる業者、またはその業務を行なうことも闇金とされています。
このように、出資法の制限を超える金利を課したり、人権を無視した取り立て(債権回収業務)を行なうもの、または貸金業登録しながらも同様の行為を行なうものを闇金となります。
そんな闇金業者ですが、次のような特徴もあります。
たとえば、電話番号が「携帯電話のみ」または「固定・携帯電話の番号を併記」している貸金業者です。
固定電話の番号を表示しない090金融と呼ばれる業者や「あなたの信用状態では貸せない、しかし提携している会社なら貸してもらえるかもしれない」などと、別の貸金業者や闇金融を紹介する紹介屋と呼ばれるもの等、闇金と言っても様々な種類が存在します。
では、闇金に合法なものは存在するのでしょうか？
答えは簡単で、合法な闇金は存在しません。
というのも、違法な金融業者のことを闇金と定義されるため、合法な闇金というのはありえません。
冒頭で説明したソフト闇金と呼ばれる業者に関しても、いくら取り立てが厳しくなかったり、暴利な金利を請求してこないと言っても、国や各都道府県に貸金業としての登録を行なっていない点や、出資法で定められた年間29.2%を超える利息の契約をしてきたりと、違法性があることに変わりはありません。
そういったソフト闇金でも、借り入れをはじめた当初は優しかったのに、少し返済が遅れてしまったり、返済の目処が立たないとわかると態度が急変して暴力的になったという事例がいくつも存在します。
また、090金融や紹介屋と呼ばれる闇金業者に関しても、090金融は貸金業法で定められている固定電話を持たずに、携帯電話のみで貸金業を営んでいる事から貸金業法違反になります。
紹介屋に関しては、出資法にて定められている契約額の5%以下の紹介料をはるかに超える金額を請求してくるため、出資法違反に触れることになります。
この様に、違法な点があるため、闇金と定義されます。
そのため、合法な闇金というものは一切存在しません。
どれだけ丁寧な対応をされても、闇金は闇金です。
絶対に利用しないこと、闇金に関わるような行為は止めましょう。
| カテゴリー | 解決方法 |
|---|---|
| タグ | 借金,闇金,合法,存在,違法 |
| 作成日時 | 2016-11-30 16:35:17 |
| 更新日時 | 2016-11-30 16:35:17 |
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