闇金に狙われやすい人・利用者の特徴とは

年々、被害者数が減ってきてはいるものの、闇金業者の巧妙な手口により、未だ後を絶たない闇金利用者。

闇金は危険だという情報が溢れている中、どうして闇金業者を利用してしまうのでしょうか?

そこで、闇金業者の利用者の特徴、狙われやすい人の特徴などをまとめてみました。

闇金業者の手口や勧誘に引っかかってしまいそうな利用者の特徴を把握しておけば、闇金に手を染める確率も低くなるのではないでしょうか?。

闇金業者に狙われやすい人

では、闇金業者に狙われやすい人や実際に利用している人には、どんな特徴があるのでしょうか?

闇金の手口やその種類ごとに利用者の特徴をまとめてみました。

パチンコ金融

パチンコ金融とは、その名の通り、パチンコやパチスロの利用者をターゲットに絞った闇金業者のことで、パチンコ屋の駐車場や店周辺にチラシを配り勧誘する闇金業者です。

この利用者の特徴としては、負けず嫌いな方や、ギャンブル中毒者が多くなっています。

ソフトヤミ金

ソフトヤミ金とは、悪質な闇金業者と比べると低い金利や取り立ての対応が比較的優しい事が特徴の闇金業者のことを指します。

この利用者の特徴としては、貸金業登録された消費者金融の審査に落ちた人が多くなっています。

タクシー金融

タクシー金融とは、その名の通りタクシードライバーをターゲットとした闇金業者のことで、街頭で休憩しているドライバー等にチラシを配布し勧誘する業者を指します。

この利用者の特徴としては、同じタクシードライバーの中でも、特に消費者金融の審査に落ちた方が多くなっています。

キャンセル金融

キャンセル料金融とは、闇金が融資契約の時点で法外な金利を債務者に見せ、それに対してキャンセルした場合キャンセル料を払えなどと脅しにかかる闇金業者の事をいいます。
この利用者の特徴としては、他の闇金同様、消費者金融の審査に落ちた方が多くなっています。

整理屋

整理屋とは、闇金業者の仲間内で結託する事により、返済期間を引き延ばそうとしてくる業者のことを指します。

この利用者の特徴としては、多重債務者の方がほとんどとなっています。

この様に、様々な闇金業者が存在するぶん、利用者の特徴もそれぞれ異なってきます。次の項目で、これら闇金のターゲットにならないよう対策をまとめていきます。

手口に乗らないための対策

では、闇金業者の種類と、狙われやすい利用者の特徴を基に対策を確認してきましょう。

パチンコ金融

利用者の特徴として、負けず嫌いやギャンブル中毒者が多いという事がわかっています。
そのため、パチンコ金融に対する対策としては、一切のギャンブルを辞める。もしくは、一定の金額しか使わないと決めてギャンブルを楽しむ、というしっかりとしたルール付けをする事が大事なポイントになってきます。

もう少しで当たりそうだから追加投資するや、店内で声をかけられても、借金はしないなど注意しましょう。

ソフト闇金

利用者の特徴として、一般的な消費者金融での審査に落ちた人が多くなっているという事がわかります。

いくらソフトと言えど闇金は闇金です。

法外な金利を請求してくる事は間違いないので、利用する事を考えなおし、他の消費者金融や銀行等に一度相談してみるのが良いでしょう。

また、弁護士や司法書士に相談することで、一般的な消費者金融も利用できるかもしれません。

ソフト闇金から借金をする前に、債務整理を考えましょう。

タクシー金融

利用者の特徴として、タクシードライバーの中でも特に消費者金融の審査に落ちた方が多くなっている事がわかります。

ここでの対策としては、タクシードライバー向けに融資を行なっている金融機関は必ず存在するので、闇金業者に頼らず多少の手間が掛かってもそういう金融機関を探し出す事が大切です。

また、こちらも同様に、弁護士や司法書士に相談することで、一般的な消費者金融も利用できるかもしれません。

タクシー金融から借金をする前に、債務整理を考えましょう。

キャンセル金融

利用者の特徴として、消費者金融の審査に落ちた方が多くなっている事がわかります。

ここでの対策としては、即日融資や保証人なしと言った、甘い言葉に注意して、しっかりとした会社で借金を行うようにしましょう。

闇金業者に頼らず多少の手間が掛かってもそういう金融機関を探し出す事が大切です。

整理屋

利用者の特徴として、多重債務者の方がほとんどとなっている事がわかります。

ここでの対策としては、信頼の置ける弁護士や司法書士に多重債務の事を相談をし、これ以上債務を増やさない事が大事なポイントと言えます。

狙われやすい人は注意が必要

この様に、利用者の特徴がわかっていれば、対策も立てやすくなります。

ただ、自分がその狙われやすい人に入っていることは、自分では気づけないものです。

ひょっとしたら、自分もあり得るかも…。と考えてみましょう。

もしも、周囲に悩んでいる方がいたり、上記のような勧誘を受けたことがある方は、ここでの情報を活かし闇金に手を染めないように注意しましょう。

カテゴリー 相談・QA
タグ 借金,闇金,利用者,狙われやすい人,特徴,とは
作成日時 2016-11-27 16:40:49
更新日時 2016-11-27 16:40:49

自己破産

借金を返済する事が全く不可能な場合に行うのが、自己破産です。

破産というとあまりいい印象はありませんが、借金が返済できない時に考える方法の一つです。

全ての借金を帳消しにできる最終手段的な方法で、自分ではどうしようもない場合はこの方法を使います。

任意整理

支払額を減らす事で、借金返済が可能になる場合に行うのが任意整理です。

ただ、任意整理は、全ての債権者(借入先)1社づつと債務に関する交渉が必要となるため、非常に難しい方法になります。

そのため、自分で行うというよりは、弁護士などが行う方法です。なんでも任意整理をした人が500万人近くいると言われています。

特定調停

特定調停とは、特定の債務者(借主)に関する調停という意味です。

簡易裁判所に申し立て、調停委員を仲裁役として、債務者の経済的再建を支援する制度です。

調停なので、貸主、借主側双方の合意が必要となりますが、借金の元金を減らす事が出来る可能性があります。一度相談してみてもいいかもしれません。

個人再生

銀行などの金融機関に住宅ローン借入があり、自宅を手放したくない場合に行う方法が個人再生です。

自己破産すると所有物件を、競売や任意売却などで手放す必要があるため、救済措置としてできた民事再生法という法律の中の手続きのひとつで、比較的新しい方法です。

ただ、個人再生を申し立てるには、弁護士に再生計画を作成してもらう必要があります。