借金癖というのは、一種の依存症のようなもので、根本的な改善が必要となります。
そのため、強制的に治す治療が重要となります。
このため、借金癖を放置してしまうと多重債務だけじゃなく、自己破産、そして闇金を利用せざるを得なくなる危険性もあるので早急に処置が必要になります。
そこで今回は、そうならないためにも、この借金癖を治す方法についてまとめてみました。
まず、借金癖は中々簡単に治るものではありません。
何度か借金を繰り返してしまうと、一生治らないとも言われています。
この癖を解決するには、自分の意志ではどうにもすることができないので、何らかの外的圧力や強制力がなければ難しいです。
そのため、治るかどうかは家族など周囲の人間の協力や法的な対処も大事になってきます。
まずはじめに、自分が借金癖になっているということを認める事が借金癖の解決方法になります。
実は、借金癖がある人は自分では癖だということに気づいていないことがほとんどです。
アルコール依存症の人も、自分がアルコール依存症だと認めることから治療はスタートします。
まずは自分がそうであると自分に言い聞かせるようにしましょう。
借金癖があると気づいていない人の場合は借金癖だという事を本人に気づかせるようにしてください。
難しいようなら、精神科などの病院で依存症になっていると伝えてもらうことも効果的です。
また、家族や周りの人には、次のことを協力してもらうのが良いでしょう。
ただ、借金癖を認めざるを得ない状況にある時は、もうすでに多重債務者だったりします。
その場合は法的手段で解決するのが賢明です。
多重債務者の場合、債務整理をすると金融機関の信用情報に事故登録をされることになるので、消費者金融やカードローンだけでなく、住宅ローンや自動車ローンも組めなくなります。最低5年間程度はどこも貸してくれません。
すでに親族で借金返済を肩代わりしているなら、日本貸金業協会に貸付自粛の依頼を行いましょう。
この貸付自粛制度は、本人または親族からの依頼に基づき、日本貸金業協会から信用情報機関に登録を行います。
登録期間は5年超で、依頼については、来協または郵送が必要です。
依頼してから登録が完了するまで、約3日間掛かり、一度申し込むと、3ヶ月間は撤回できません。
こちらも同様、強制的に借金を出来ない用意する方法です。
借金癖を治すのに有効な手段というのは、最終的に、その人にとっては苦しい思いをしなければなおりません。
これでもダメな場合は闇金を利用せざる得なくなります。
借金癖は一人では治りません。
まずは、周囲の人が強力することが大切です。
家族や友人、医師、弁護士などありとあらゆるつてを頼って、少しずつ治していきましょう。
カテゴリー | 解決方法 |
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タグ | 借金,借金癖,治し方,方法,精神科,とは |
作成日時 | 2016-11-29 14:05:26 |
更新日時 | 2016-11-29 14:05:56 |
借金を返済する事が全く不可能な場合に行うのが、自己破産です。
破産というとあまりいい印象はありませんが、借金が返済できない時に考える方法の一つです。
全ての借金を帳消しにできる最終手段的な方法で、自分ではどうしようもない場合はこの方法を使います。
支払額を減らす事で、借金返済が可能になる場合に行うのが任意整理です。
ただ、任意整理は、全ての債権者(借入先)1社づつと債務に関する交渉が必要となるため、非常に難しい方法になります。
そのため、自分で行うというよりは、弁護士などが行う方法です。なんでも任意整理をした人が500万人近くいると言われています。
特定調停とは、特定の債務者(借主)に関する調停という意味です。
簡易裁判所に申し立て、調停委員を仲裁役として、債務者の経済的再建を支援する制度です。
調停なので、貸主、借主側双方の合意が必要となりますが、借金の元金を減らす事が出来る可能性があります。一度相談してみてもいいかもしれません。
銀行などの金融機関に住宅ローン借入があり、自宅を手放したくない場合に行う方法が個人再生です。
自己破産すると所有物件を、競売や任意売却などで手放す必要があるため、救済措置としてできた民事再生法という法律の中の手続きのひとつで、比較的新しい方法です。
ただ、個人再生を申し立てるには、弁護士に再生計画を作成してもらう必要があります。